こんにちは!
PHPのLaravelやJavaScriptでWeb開発をしているフリラーンスエンジニアのファドと申します!
本日の内容は、
「フリーランスエンジニアに挑戦しようとしているけど、商談ってそもそも何?」
「SESに入社したら商談を受けろと言われたけど、それ何?」
「商談の対策はどのようなことをすればいいの?」
「商談って何聞かれるの?」
という方に向けて、商談で行う内容や商談で実際に聞かれること、役立つ知識などを元SES企業勤務の現役フリーランスエンジニアがすべて公開しちゃいます!
結論
まずは結論から。
結論、商談とは案件に参画するために案件先の人と面接をすることです。
そうは言っても、最初のころは商談でどのようなことが行われるのかとドキドキするかと思いますので、商談の内容や聞かれること、役立つ知識などをすべて公開しちゃいます!
商談の内容
まず、商談で行われることは主に下記の5つです。
ちなみに、SESに勤めていた際にしていた商談とフリーランスになってから行った商談で大きな違いはありませんでした。
なので、SES勤務でもフリーランスに挑戦する方でも、商談の内容は下記の5つになるかと思います。
- 冒頭の挨拶
- 案件内容の説明
- スキルシートに沿った内容で自己紹介
- 先方からスキルシートに記載している経歴に沿った質問
- 質疑応答
ほとんどの商談にて上記のような順番で行われます。
商談と言っても特に難しいことはなく、20分から30分程度で終わることがほとんどで、1時間かかる商談はめったにありません。
ただ、何も知らない状態で商談に挑むと後悔することになるので、少なくとも商談の内容や流れは知っておくことに越したことはありません。
では、さっそく商談の内容の詳細を解説していきます!
冒頭の挨拶
まずは商談の開始時に担当の営業から名前のみの自己紹介が始まるので、それに合わせて企業の面談担当の方の自己紹介、最後に自分の自己紹介を名前のみで簡単に済ませます。
商談時に担当営業がいない場合もたまにありますが、商談開始とともに自分の名前と「本日はよろしくお願いいたします」のような感じで挨拶をしておけばOKです!
なお、オフラインでの商談の場合は、このときに企業担当者へスキルシートを手渡すこともあります。
案件内容の説明
次は「案件内容の説明」について説明していきます。
冒頭の挨拶が終わると、基本的に「案件内容の説明」を企業担当者やプロジェクトリーダーなどからされることになります。
説明の内容自体は、商談している企業の企業情報やプロジェクトの内容、参画するプロジェクトのチーム状況、使用技術などになります。
案件内容の説明の際には、こちらがすることは特になく、説明していただく内容をじっくり聞いておくだけでOKです!
スキルシートに沿った内容で自己紹介
次は「自己紹介」について説明していきます。
案件の内容説明が終わると、今度はこちらの自己紹介をすることになります。
なお、自己紹介の際には事前に用意しているスキルシートの内容に沿って自己紹介をすることになります。
自己紹介で大切なことは、これまで経験してきたことを1分から3分程度で簡潔に説明することです。
ZoomやMeetなどのオンラインでの商談の場合は、WordやGoogleドキュメントなどに自己紹介の内容を書き出しておいて、カンペとしていい感じに読むだけでもOKです!
自己紹介で何を言えばいいのか全くわからない方は、下記の自己紹介用雛形をぜひご活用ください。
改めまして、私の名前は〇〇〇〇と申します。
私は主に〇〇(言語)と〇〇(フレームワーク)を使用した開発に〇〇年ほど従事してまいりました。
それらの経験につきまして、スキルシートをもとに私の経歴を簡単に説明させていただければと思います。
今回説明させていただく案件は
「○○○○」と「□□□□」、「△△△△」の3つを説明させていただければと思います。
○○○○案件の説明
□□□□案件の説明
△△△△案件の説明
以上の経験をもとに、〇〇を使用した新規開発はもちろんのこと、追加開発や運用・保守まで幅広く対応することが可能です。
また、現在の案件は今月9月末日を持って終了となりますので、10月から新しい案件へ参画することが可能です。
改めまして、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
こちらの雛形に自分なりのオリジナルを追加して自己紹介を作ってみましょう!
自身の経験を説明するときに大切なこと
これまでの経験を説明する際には、どのようなポジションで何をやったのか端的に数字を含めて説明できると印象がとても良くなります。
また、自分で用意した自己紹介をすべて暗記する必要は全くありません。
自分のスキルシートを見て、自分の経験を紹介することができればOKです!
もちろん、案件の説明時には自分も自身のスキルシートを見ながら説明することになりますので、相手にもスキルシートのどこを説明しているのかを伝えられると高ポイントです。
先方からスキルシートに記載している経歴に沿った質問
自己紹介が無事に終わると、スキルシートの内容や自己紹介で説明した経験に対して、商談先企業の担当者から質問されることになります。
質問される数については、商談ごとに異なっており、どのくらい深く質問されるのかも商談相手によります。
私の場合、2〜3つほどしか質問されない場合もあれば、10〜20個ほど丁寧に質問される場合もありました。
質問されるとなると少し緊張しますが、質問された内容に対してこれまでの経験を踏まえて簡潔に答えるだけなので落ち着いて回答しましょう。
商談時に質問されること
それでも緊張して本番が心配!という方に向けて、商談時に聞かれる主な質問について箇条書きでまとめておきましたので、ぜひ参考にしてみてください!
- 得意な言語やFWのバージョンはなんですか?
- 担当していたサービスの規模はどのくらいですか?
- プロジェクトにおいて担当していたポジションはなんですか?
- あなたの得意なことはなんですか?
- あなたの強みはなんですか?
- あなたの苦手なことはなんですか?
- あなたの弱みはなんですか?
- この案件で担当していた業務はなんですか?
- リーダー経験はありますか?
- 将来どのようなエンジニアになりたいですか?
- アジャイル開発の経験はありますか?
- ウォーターフォール開発の経験はありますか?
- 外部の方との折衝の経験はありますか?
- 最近興味のある技術はありますか?
- 今学習している技術はありますか?
- AWSを使用したことはありますか?
- GCPを使用したことはありますか?
- これまでの開発経験で苦労してきたことはなんですか?
- SQLのチューニング経験はありますか?
- フルリモートで困ったことはありますか?
- こちらの案件でのチーム構成はどのような感じでしたか?
- バージョン管理ツールは何を使用していましたか?
ひとまず上記に挙げた質問内容にどのような回答をするか考えておけば、商談の質問で困ることはあまりないと思います。
質疑応答
自己紹介や先方からの質問タイムが終わると、最後にこちらから先方への質問タイムとなります。
この質疑応答の場面では、案件とのマッチング具合をこちら主導で確認することができます。
また、もし案件へ参加したいと思っているのであれば、熱意をアピールすることも可能な大切な時間です。
まず、参加したい案件の商談であれば、絶対に2つ以上の逆質問をするようにしましょう!
というのも、商談の質疑応答で質問をしなかった場合、やる気が無いと思われて先方から良い評価もらえる確率がかなり低くなるので、参画できる可能性がグッと下がります。
なので、まずは案件の説明で気になったことや案件の開発環境についての質問を行うことを意識してみましょう!
逆質問の例
基本的に先方からしてもらった案件説明時に出てきた疑問点を質問するのがベストです。
ただ、特に質問することがなかった場合に備えて、汎用的な質問を別途用意しておくことをおすすめします!
質疑応答時に汎用的に使える質問も箇条書きでまとめておきましたので、ぜひ参考にしてみてください!
- もし参画させていただくことになった場合、参画までに準備することや学習しておいて欲しいことなどはありますでしょうか?
- 〇〇言語や△△フレームワークのバージョンはいくつを使っていますか?
- 今回参画させていただくプロジェクトのチーム人数は何人でしょうか?
商談攻略法
これまでの解説で、商談の内容や流れはだいたいわかったかと思いますが、最後に商談の攻略法をお伝えします!
スキルシートが一番大切
商談の攻略と謳っておきながら、スキルシートが一番大切というのも少し違うかと思いましたが、事実として商談で企業担当が一番見るものこそが「スキルシート」です。
また、自分をアピールする事ができる自己紹介では、スキルシートを基に話すことになります。
さらに言うと、商談をする前のスキルシートを基にした書類選考を通過しなければ商談に進むことすらできません。
なので、まずはスキルシートがぱっと見でわかりやすいものになっているか、アピールポイントが伝わりやすいものになっているかを必ずチェックしてください!
笑顔を忘れずに!
商談と言っても決して固くなりすぎず、適度な笑顔は絶対に必要です!
というのも商談担当者に、一緒に働きたいと思ってもらうことがとても大切だからです。
商談を行う際には、愛嬌を表現することができる笑顔は忘れずに挑みましょう!
身だしなみが良ければ全てよし
最後はこれに尽きます。
いくら商談で失敗しても、身だしなみだけは絶対に整えていきしょう!
商談の内容はコントロールできませんが、身だしなみだけは自分でコントロールすることができます。
案件によっては商談の際に服装を指定される場合もありますが、特に指定のないものでもオフィスカジュアルな服装で臨んでください。
また、それでも心配な方はスーツがおすすめです。
社会人の戦闘服であるスーツを着ておけば、とりあえず間違いありません。
私はほぼすべての商談にオフィスカジュアルで臨んでいますが、先方に本気度を見せたい場合などにはスーツが効果的であると言えるでしょう。
また、SESにお勤めの場合は担当営業からスーツやオフィスカジュアルを指定される場合があります。
その場合は指示に従って臨機応変に対応してください!
もちろん、オンラインでの面談でもカメラはオンにするので、オフラインやオンラインに限らず身だしなみはとても大切です!
最後に
今回は私がSES勤務時やフリーランスエンジニア転校後にこなしてきたたくさんの商談の経験をもとに、エンジニアの商談についてまとめてみました!
商談に強くなると自分で案件を選べるようになるので、ちょっとだけエンジニア人生を良くすることができます。
エンジニアなんて技術っしょ!と思っているかと思いますが、意外と商談も大切です!
私はこれからもそんな商談をしっかり準備して挑んでいきたいと思います!
無料プログラミング学習コミュニティー
なお、ファドが所属しているDiscordの無料プログラミングコミュニティー「TOMONI CODE」では、プログラミングを学習している方から、現役エンジニア、フリーランスエンジニアの方がワイワイ交流しています。
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